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~もうひとつの浦和まちづくり~ ​REP研究所創立20周年記念企画

市民でつなぐ 人間・時間・空間

浦和のまちは中山道の宿場町として発達し、その後明治初期に県庁所在地となり、現在埼玉県の行政・教育・文化の中心として成熟してまいりました。
私たちは、この町が将来どのような変化をしていくか、この町に住まう方々が考え、行政と一緒に行動していくことが必要であると考えます。 
このプロジェクトは急激なマンションの乱立が進む現在の浦和において、自分たちのまちの財産や誇りを再認識し、愛着をもって暮らせるまちづくりを提案し、市民と行政がイメージを共用していくことを目的としています。 そこで、その一例として埼玉県庁舎、高砂小学校、中銀座商店街を対象に、浦和の将来像を考えてみました。


この3つのプロジェクトがいろいろな世代の人たちの
浦和のまちづくりの夢を語るきっかけになれば幸いです。

​01.埼玉県庁建替計画

公共施設の役割は、利潤を目的としないサービス業といえましょう。そのサービスを円滑に機能、運営していくには、その施設がその時代の要求に柔軟に対応していかなければなりません。しかし、現在の公共施設の大半は、古い計画当初のシステムを無理やり現代風にアレンジしているにすぎません。そのためか非合理的で利便性の悪いサービスとなっています。私たちは、公共施設がその時代の要求に対応していくには、更新、拡張、という時間の概念を取り込まなければならないと考えます。そして、これを実現するには、行政にサービスを提供してもらうという受身から、実際に使用する住民自らが提案を出し、直ちに反映していくといった、住民自らが主導していくことが必要で、1999年に施行されたPFI法(※1)の活用は良いきっかけといえましょう。私たちは理想的な公共施設のプログラムと、これを実現するためのプロセスを、行政、経済、文化を並列に融合しながら公共施設の計画を試みていきます。

[更新]・[拡張]していく公共施設

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​02.さいたま市立高砂小学校建替計画

[繋ぐ]デザインによる森の小学校

昨今の小学校では、地域社会のコミュニティの拠点となるために、周辺地域に開放されることが求められてきています。しかし、現実では子供たちを事件から守るために塀で敷地を区切り、日中は校門も閉ざしてしまうような、刑務所に似た小学校も珍しくありません。このプロジェクトでは、これらの矛盾した社会的要求に対応できる新しい学校建築の提案を行っていきます。
また、この小学校は浦和駅のすぐ近く、少し駅に近づけば非常ににぎやかな浦和の街にでるとのできるような街のほぼ真ん中に位置しています。 こうした街の中心に計画されるべきものは、ひょっとすると小学校ではなく、本来ならば商業施設や、集合住宅といった、高層で土地が有効に活用できるものであるかもしれません。
しかし、ここでは利益を追従する形ではないまちづくりへのアプローチを試みていきます。

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​03.浦和ナカギンザ再生計画

[連鎖]・[継続]し続けるまち

これまでの商業計画は従前の権利者を排除し、 流行の新規店舗を参入させることにより、訪れる人々の要望を満たして来たかのような計画でした。しかしこのような計画で生まれた店舗は数年で色あせ、撤退し、また新たな店舗が参入するという、極めて短時間のサイクルを何年も続け、その結果、街には昔の商店街のような、なじみの店や行き付けの店などは姿を消し人々の愛着も次第に薄れていく現状があります。 このプロジェクトでは従前の権利者を等価交換により、新しい中銀座ビルに残し、 かつ中規模程度の新規店舗の参入も受け入れられる計画とすることで、店舗の新陳代謝と、地域に根付くことができる商業計画を目指しています。

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